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野良猫さんから授かった3匹の猫「キンタ・はな・ギンタ」。
3匹の猫たちの日々の様子を捉えた猫写真を通じて、彼等の成長と日常を一緒に見守って頂けたらと思い、
2003年11月に猫写真サイト「CatLife」を開設しました。
彼等はどこにでもいる普通の野良猫としてわが家の軒先で生まれました。
純血種ではありませんがMIX種ならではの特徴のある毛柄と、多頭飼いならではの個性溢れる性格を持つ猫たちです。
そんな彼等の暮らしぶりを、このサイトを通じてあなたと共有できたらとても嬉しく思います。
誕生からこれまでの成長の様子を時系列にまとめた写真ギャラリーをはじめ、
日々の様子を綴るブログにて、気ままに暮らす猫たちの日常写真を是非ご覧ください。
「CatLife」のはじまり
かな2003年3月。
その日の夕刻、わが家の庭に4匹の野良猫「クロ・かな・かめん・ぶち」が揃って現れました。

数年前に家を建てたわが家の敷地は、元々は猫の通り道だったらしく、そういえば越してきた当初から庭を通り過ぎる野良猫の姿を時々見かけるなあ、と思っていました。いつもの通り道に知らない人間がやってきて住み着き、どうも雰囲気が変わってしまったこの場所を、どんな人間が住んでいるのかと観察していたのかもしれません。その後、慣れてくれたのか次第に通りかかる回数が増え、その日いよいよ4匹が現れたのでした。

クロ野良猫ながら、とても人なつこい様子で皆そろって近づいてきました。単に人慣れしているのか、それとも猫好きな人間だと感じてくれたのか、しばらくすると足元にすりすり。案外、どこかで飼われている猫なのかもと思ったりもしました。特に追い払うつもりもなかったので、それまで同様、庭を通っても特に干渉はせず、自然なお付き合いの日々が続きました。

かめんやがて季節は本格的な春を迎え、4匹はなんとなくわが家の庭を暮らしの場として行き交いはじめました。庭に設けてあるウッドデッキではよく日向ぼっこをする姿を目にしました。時にケンカしたり、時にフラリと居なくなる日もあったりしましたが、わが家の周辺は基本的には「クロ・かな・かめん・ぶち」の猫4匹が支配するナワバリのようでした。そんな中「かめん」と「かな」がとても仲良く連れだって歩く姿を見かけるようになり、ふと気がつくと「かな」のお腹が少しずつ大きくなってきていました。

かな(出産7日前)2003年8月。
順調にお腹が大きくなり、庭のあちこちをウロウロして、いつ産んでもおかしくない状態の「かな」のためにと、ウッドデッキ上にダンボール箱を差し入れしました。すると、すぐダンボール箱に入って落ち着きだしました。子猫誕生 そして迎えた2003年8月20日の未明、めでたく出産となり、「かめん」と「かな」の間に5匹の子猫「キンタ・はな・ギンタ・しっぽ・チビ」が誕生しました。

なんとも可愛い子猫たち。最初はダンボール箱の中を、おしくらまんじゅう状態に過ごし、ホフク前進で母猫となった「かな」のオッパイを探します。やがてダンボール箱から出られる様になると、次なる試練はウッドデッキと地面との高低差。デッキ上はヨタヨタしながら盛んに歩き回るけど、デッキを降りるジャンプはなかなかできません。うっかり落ちると、飛び上がる事ができず「キューッ、キューッ!」と必死に鳴いて「かな」を呼び、首の後ろを咥えられてデッキ上に上げてもらったりしました。

キンタはなギンタ
キンタキンタ

しかし…
子猫が誕生してからちょうど3ヶ月が経った11月21日を境に、母猫となった「かな」が突然失踪してしまったのです。実際のところ、少しばかり子猫達の世話をやかない猫だったので、育児放棄をしたのかもしれません。そろそろ乳離れをして、獲物の狩りの仕方を教えたり、ナワバリを教える為に連れ立って歩き回る時期に突然いなくなってしまいました。それまでの様にどこかへフラリと出かけて、休息を取っているのかもしれないと思い、一日、また一日と待ちましたが結局帰ってくる事はありませんでした。

かめんと子猫たち母猫「かな」がいなくなった頃から、父猫である「かめん」が、迫る寒さから子猫達を守るため毎日のように夕刻近くにやってきてはダンボール箱へ入り、子猫達に添い寝をし暖めていました。しかし「かめん」では乳を与える事はできません。彼なりにネズミを捕まえてきて子猫達に食べさせようとしていましたが、まだ成猫が口にするような食べ物は食べる事ができませんでした。このままでは衰弱していってしまう子猫達。自然に任せてそのままにしておくべきなのか悩みましたが、かといって放っておく事もできず、子猫用の缶詰を用意する事にしました。

その後、一時の衰弱が影響したのか「チビ」が他界してしまいました。深まる秋の、寒い朝の出来事でした。続いて「しっぽ」が「かな」と同じく、行方不明になってしまいました。家の周りや近所を何日も探し回りましたが、やはり見つかりませんでした。本当に悲しい出来事でした…。

そんな中「キンタ・はな・ギンタ」の3匹は「かめん」の育児のおかげもあり、元気に育ちました。時には生きている子ネズミを甘噛みして捕まえてきて子猫達にハンティングを教えたり、自身が子猫達の遊び相手になったりとハンター教育をしつつも、子煩悩な一面も見せてくれました。そんな「かめん」の頑張りに触発されて、ご飯に缶詰だけでなく子猫用ミルクも用意して「かめん」との共同育児で、3匹はすくすく育ちました。

かめんと子猫たち2003年12月。
冬の寒さから子猫達を守るため、家の中で生活を共にする事を決意しました。 もちろん「かめん」も一緒です。「かめん」は朝になるとわが家にやってきて子猫達の相手をつとめ、昼間は子猫達と猫団子を作って添い寝をし、夕刻になると自分のねぐらへ帰るという生活を送りました。しかし、そんな「かめん」も2003年12月31日の大晦日を最後に二度と現れる事はなく、子猫達の独り立ちを認めたのだと思いました。そしてこの時、もしかしたら「かめん」は「かな」が居なくなった理由を知っていて、子猫達の身を案じて世話をしていたのかもしれない、と思いました。

年が明けて、2004年1月1日。
この日から、野良猫「かめん」と「かな」から授かった3匹の猫「キンタ・はな・ギンタ」との“CatLife”が始まったのでした。
キンタ・はな・ギンタのにゃんこ生活
ここまでの内容がストーリー仕立ての写真集になりました。
約12cm×12cmの可愛いCDサイズ本となっています。
はじまりの猫「かめん」と「かな」から授かった3匹の猫「キンタ・はな・ギンタ」。彼等との出会いを綴る、こちらの本も是非ご覧下さい。

キンタ・はな・ギンタのにゃんこ生活
38ページ・オールカラー・2007年8月発行
著者:佐藤 誠/企画編集:時空工房/出版:青菁社
番号:ISBN978-4-88350-220-2
定価:819円(税込)

こちらからAmazonで購入できます
登場する猫の相関図
相関図
猫達のプロフィール
CatLifeに登場する猫達についてご紹介しています。
撮影者について
佐藤誠 makoto sato
長野県在住。
広告制作会社勤務を経て1997年独立。現在、フリーランスのデザイナー&写真家として、印刷物・Webデザイン・写真撮影などのお仕事をしています。
猫写真へのお問い合わせや、楽しいお仕事のお話など、お気軽にメール下さい。

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